前回から引き続きの話題になりますが、以前、ここのコラムで大型トラックはベンツSクラスよりも高い!?
なんてお話をしましたが、ここにきての車の価格高騰はよりトラックで顕著らしいのです。
**「なぜ“トラックだけ”ここまで高騰しているのか」**を、乗用車との違いが分かるように整理します。
🚚 トラックが特に高騰している理由
結論から言うと、
👉 トラックは「規制・原価・使われ方」のすべてが乗用車より厳しく、逃げ場がない
これが最大の理由です。
① 排ガス規制が“乗用車より圧倒的に厳しい”
🔧 ディーゼルトラック特有の装備
現在のトラックには、ほぼ必須で以下が載っています。
-
DPF(粒子状物質除去装置)
-
SCR(尿素=アドブルー)
-
NOxセンサー
-
高精度インジェクター
-
複数ECU制御
📈 これだけで
1台あたり100万〜200万円以上のコスト増
👉 乗用車のガソリン車とは次元が違います。
② 安全装備の“義務化+大型対応”
トラックは「プロが使う車」なので、
義務化が早く、要求レベルも高い。
標準装備が当たり前
-
衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者・自転車)
-
車線逸脱警報
-
ドライバー異常時対応
-
バックカメラ・周囲監視
📌 大型車は
-
車重が重い
-
死角が多い
→ センサー・カメラ数が増える
👉 軽自動車より「装備点数が倍以上」
③ 原材料価格の直撃をモロに受ける
トラックはとにかく 素材の塊 です。
-
フレーム:厚鋼材
-
荷台:鋼板・アルミ
-
サスペンション:鍛造部品
-
タイヤ:大型・高耐久
📦 鋼材・アルミ価格高騰
→ トラックは“量”が多い分、値上げ幅が大きい
④ 生産台数が少なく「量産効果」が効かない
乗用車
-
年間数十万〜数百万台
-
世界共通設計
トラック
-
車型・仕様が多すぎる
-
架装(平・ウイング・冷凍など)が個別対応
👉 1台1台がほぼ“特注品”
📉 コストを薄められない=高い
⑤ 架装費が異常に上がっている
見落とされがちですが、
**値上がりの犯人は「架装」**でもあります。
例
-
冷凍機:半導体+冷媒規制
-
ウイング:モーター・センサー増加
-
パワーゲート:安全規制対応
📈 架装部分だけで
10年前より100万〜300万円アップも珍しくありません。
⑥ 2024年問題で「作る側」も人手不足
-
メーカー工場
-
架装メーカー
-
整備・検査要員
👉 人件費・外注費が上昇
👉 納期も長期化
👉 価格転嫁せざるを得ない
⑦ 円安の影響が“直撃”
トラック部品は
-
輸入鋼材
-
輸入電子部品
-
海外製冷凍機
📉 円安=そのままコスト増
しかも 国内向けでも値上げ不可避。
⑧ 安い「業務用ベース車」が消えた
以前は…
-
装備最低限
-
法人向け割り切り仕様
今は…
-
安全・環境装備フル装備
-
「最低限」が許されない
👉 安いトラックが作れない
💰 実際どれくらい上がった?
| 車種 | 昔 | 現在 |
|---|---|---|
| 2t平 | 300〜400万 | 500〜700万 |
| 4t | 500〜600万 | 800〜1,000万 |
| 大型 | 800万前後 | 1,200〜1,500万超 |
| 冷凍車 | +200〜300万 | +400〜600万 |
よくある誤解
❌ メーカーが儲けている
⭕ 利益率はむしろ低下
❌ 高級化しただけ
⭕ 規制で“必須装備”が増えた
今後さらに上がる?
残念ですが…
👉 「下がる理由」が見当たらない
-
規制は強化方向
-
EV・電動化はさらに高額
-
人手不足は解消しない
✅ まとめ(一言で)
🚚 トラックが高騰している理由は
「走る道具」から「安全・環境対応の精密機械」になったから
運送会社にはとても厳しい環境が続きます。
車両の購入や買い替えなど、これまでの仕組みでは経営を圧迫をしていく事でしょう。
中古車購入やリース、現有車両のメンテナンス強化での長期使用など、
あらゆる方策を組み合わせながら施す必要がありそうです。
引用:OpenAIチャットGPT